犬に多いとされる病気一覧|子犬と成犬で異なる病気のリスクとは

猫を診ている医者

犬がかかりやすい病気は、種類や生活環境や季節などによって異なりますが、子どもと成体により大きく異なることが知られています。年齢により免疫力や老化や活動性などに大き影響を与えずにはいかないからです。どの種類の病気が何歳くらいの時期に多いのかの知識を有していれば、適切なタイミングで動物病院などに治療の機会をつなげることも可能になります。そこで子どもと成体で、それぞれの世代でかかることの多い犬の病気について、特徴や症状などの基礎事項を抑えておきましょう。

まず、1歳未満の子ども世代で多いのは、多いのから順番に寄生虫・胃腸の疾患・皮膚病の3つになります。寄生虫は妊娠中に胎盤を通じて移行する回虫が多く見られます。家庭に迎えた時点ですでに感染していることも。下痢や血便・嘔吐や食欲不振などの症状は注意が必要です。また免疫機能が発達していないこともあって細菌やウイルスなどによる胃腸の感染症も良く見られます。また、生活環境の急変などのストレス要因が下痢や食欲不振の形せ現れることも。また免疫機能が不十分なのは皮膚も事情は同じです。真菌やダニなどの寄生虫のほか、アレルギー性皮膚炎も良く見られます。発疹や脱毛、後足などでしきりに痒がるなどの症状に注意が必要です。

これに対して成体、つまり1歳以降の大人の犬では、外耳炎や皮膚の病気などがよくかかります。外耳とは耳の鼓膜などより外側の部分の耳のことで、種類によって特徴が異なります。特に注意が必要なのは耳が長く垂れるタイプの種類です。そのような犬種では耳垢や皮脂がたまりやすく、湿気もあるので真菌や細菌が増殖し、痒がる様子や悪臭などの症状が出てきます。また、体表を毛が覆っていることからも、ゴミや抜け毛がたまりやすいので、各種の微生が繁殖し細菌性の皮膚炎や膿疹などにかかることも。特に季節の変わり目に毛の生えかわる時期は、大量に抜け毛が出るのでグルーミングなどで清潔に保つことがポイントです。

成年以降の老齢期7歳以降)に入ると、加齢による様々な疾患が見られるようになります。特に注意したいのは歯のトラブルと関節機能の障害です。犬も加齢に伴い歯石がたまりやすく、それが原因となって歯周病を発症します。免疫力も低下するので口腔内の腫瘍や炎症なども増えてきます。ラブラドールなどの大型犬は関節への負担が大きく、チワワなどの小型犬は骨折のリスクに注意が必要です。肥満は関節への負担になるのでダイエットフードなどで体重をコントロールするのも対策になります。